文字の書き方「terakoya」

字を書くのが苦手な人のお手伝いをします。

冠婚葬祭の『のし袋』あなたは書けますか?若気の至りでは済まない、色々なマナーがあるの知ってますか?

こんにちは。もじもじさんです。

最近、昼間はツクツクボウシが鳴き、夜になると、秋虫の鳴く声がしてきましたね。

なんとなく秋の気配がしてきました。

さて、今回は実用書道の一つ、「ご祝儀袋・不祝儀袋」の表書きについてお話します。

一般的に「のし袋」といわれるものですね。

 

のし袋は「のし」がついてるものが「のし袋」です。

写真の袋、お若い方でも、一度は目にしていると思います。

入学祝い、就職お祝いなどでいただく袋ですね。

これは「ご祝儀袋」と言われているもので、右上に「のし」(青丸部分)がついていますね。これがついてる袋を「のし袋」といいます。

なので、御香料などで使う袋は「不祝儀袋」と言います。

水引にも注意‼️

水引とは、袋の真ん中あたりにある、リボン結びがされている部分が「水引」です。

水引にも種類があり、使い方に気をつけないといけません。

①蝶結び

何度も繰り返して良いという意味が込められて、慶事、贈答品、お礼、出産、記念品などに使用する

②結び切り

二度と繰り返すことがないようにと、婚礼、全快祝い、弔事に使用

③あわび結び

簡単に解くことができないことから、末永いお付き合いの意味で、一般的な慶事(婚礼)弔事、御見舞等に使用



注意⚠️ 結婚式、お葬式には「蝶結び水引」は失礼と心得よ❗️

表書きに何と書く?

ご祝儀袋には、御祝、御礼、寸志、志、餞別、御中元、御歳暮、記念品、御見舞などの文字を、水引の上に書いて、下には、自分の名前や、会社名などを書きます。

不祝儀袋には、御香料、御霊前、、御仏前、玉串料、御花料、御供、などを書いて、下に名前です。

ただし「御見舞」については、色々な場面がありますよね。

すぐによくなる病気などは、「のしのついていない」ご祝儀袋を使用しても構いませんが、事故などで、生死をさまよう重篤な状況や、水害、地震などで御見舞される場合は、ご祝儀袋は不適切ですね。そのような場合は無地の封筒などが良いと思います。下の写真などを参考にして、その時の状況判断をしましょう。

ここまで、さらっと書きましたが、ネットで調べると、もっと詳しく紹介されていますので、いざ必要となった時は、確認してから、先方にお持ちしましょう☝️



文字を書く

さて、いよいよ袋に文字を書いていきましょう。

よく書く文字は「御礼」「御祝」「御香料」などですね。

この袋に書くのは難易度が高い、実用書道です。

もじもじさんも正直苦手😅

身内に渡す「御祝」「御供」などは、筆ペンでささっと書きますが、他所様に持って行く時はそういう訳にはいかないです。では、どうするか!

以前にも紹介した、マス目のある紙です。

袋の大きさは、統一されていますので、袋のサイズに合わせて、何枚か作っておけば、大丈夫です。

そして、毛筆の筆はハードルが高いので、身近な「筆ペン」を使用しましょう。ボールペンなどは避けた方が良いでしょう。

マス目があれば、袋の中心もわかり、字もきちんと揃って書けます。

枠を作るのがめんどくさいなら、中心線だけでも引いて書いてみましょう。

この下紙があるのと、ないのとでは、全然違いますよ☝️

そして、注意⚠️しないといけないことがあります。

御香料や御供、御仏前などを書く時はうす墨」の物を使用しましょう。

プロの方に任せるのも一つの手段です

難易度が高い、「のし袋」の書き方ですが、みなさん書けそうですか?

結婚式など、前もってわかっているものについては、結納屋さんや百貨店などに、プロの筆耕さんがおられるので、ご祝儀袋を購入してから、お願いしてみてください。

バシッ❗️とカッコよく書いてくださいます。

しかし、突然のご不幸に関しては、そういうわけにもいきませんので、せめて自分の名前くらいは書けるように、普段から少し練習するなどして、自力で頑張ってみてください。

また、袋にあらかじめ「御祝」「御礼」「御香料」など、書いてある物もありますから、それを利用するのもいいですね。

尚、宗派(仏教・神式・キリスト教など)によって、表書きも変わってきますので、お悔やみに行かれる際は、宗派を確認してからにしましょう。

そして、裏面に入金金額の記入をしておきましょう。(受付の方が助かります)忘れないでね!

まとめ

いかがですか?日本はたくさんの「お約束事項」がありますので、失敗しないようにしてくださいね。プライベートで「知りませんでした」は、まだ許されるかもしれませんが、会社同士のお付き合いでやらかすと、社員教育どうなってる?と言われかねませんし、今後の取引にも影響が出るかもしれません。知らない、わからないなら、上司や周りの方に相談してみましょう。

という事で、今回も読んでいただきありがとうございました。

ではまた次回をお楽しみに👋